スマートフォンの検索結果を最優先することが決定
googleが今月大きな発表をしました。
内容は表題の通り、スマートフォンの順位を評価すること。つまりPCサイトしか持っていない場合は今後検索した時にどのような順位になるのかわかりませんよ(googleはまともに評価しない)ということでした。
これについては、googleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)がユーザーからの質問に対してはっきりと答えています。(参照:https://twitter.com/methode/status/795128252763250688?ref_src=twsrc%5Etfw)
改めてスマートフォンユーザーのアクセス数が圧倒的になってきているということが全世界的な現象だということがわかりました。そして、スマートフォンで閲覧した際に、最適なレイアウトで表示されているwebサイトにアクセスが多いということを受けての本発表なのだと推測できます。
このアップデートは今後数カ月にかけて行うようで、名称をモバイルファーストインデックスというようです。
弊社が以前調査をした時、日本のクリニック系のホームページは圧倒的にPCサイトのみでした。新しいクリニックや歯医者さんのページは比較的スマートフォンに対応しているのですが、9割以上のクリニック系のホームページはPCサイトのみという印象です。
あと半年もすればPCサイトしか持っていないクリニックさんの場合、クリニック名以外では検索結果に表示されないということが起こり得ます。そうなると、患者さんはどのようにクリニックの情報を知ることになるのか・・・
これは、日本全国のクリニック・歯医者などの情報を一括して表示する食べログのような機能を持つサイトを経由することになるのではないでしょうか。
そして、こうしたサイトは口コミ機能を有していることが多いです。
口コミはもっとも力のある広告だと言われています。
従って食べログのようなサイトは、元祖口コミサイトとして誰もが知ってるいるわけですが、そうした口コミはどのようにインターネットの中で投稿されるのでしょうか?
口コミが生まれるとき、それは誰かの「心のスイッチ」が押さた瞬間です。
それはつまり喜怒哀楽という感情を動かしたということです。当然食べログであれば、「美味しい」「コスパがいい」といった食にまつわる感動(喜と楽の感情)があって、能動的にユーザーは情報を発信します。自分の感動を共感してもらいたいわけです。SNSも全く同じです。Facebookで知り合いがシェアした情報の多くは喜怒哀楽のいずれかの感情が読み取れるものです。
ですが、医療系のこうした口コミがついているサイトは違うと思います。まともに考えるのであれば、喜怒哀楽の「怒」のみが、この業界の「心のスイッチ」を押すのではないでしょうか?
なぜなら通常の診療行為で感動が生まれることはほとんどないからです。代わりにあるとすれば「怒」の感情です。例えば「待ち時間が長すぎる」「診療が雑」「受付の対応が悪い」などなど。
医療行為は、美味しい料理を出すわけではありません。感動的な話を聞かせる場所でもありません。ましてエンターテイメントではありません。通常、プラスの意味での「心のスイッチ」を押す要素は皆無です。
にも関わらず口コミを投稿しているのをそうしたサイトで見かけるのですが、これは果たして患者さんが投稿したものなのかな、と思ってしまいます。いわゆるサ⚪️ラなのではないか、と。
医療行為はただでさえ一般人の評価が難しいのにも関わらず、そこにサ⚪️ラが混じっているとしたら憤りさえ覚えます。当然IT業界に長くいる身としては、このような口コミサイトで集客が左右される以上、サクラを使って口コミを投稿する業者の存在は噂には何度も聞いています。
今回のgoogleのアップデートはそうした業者の追い風とも言える事象です。
最後になりますが、googleのこのアップデートは数カ月、つまり来年の話です。そしてアップデートが完了されてみないとどのような結果になるのか、今はまだわかりません。
慌てず、結果が出てからでも遅くはありません。ですが、現実として患者サイドとしてはスマートフォンで快適に見ることができて、簡単にスマートフォンから診療の予約できるクリニックを求めているのは間違いないと思います。
千葉クリニックホームページ研究所
~初期費用10万円で、SEO成功報酬制の月額コミット型サービス~
千葉県内のクリニック、診療所、歯科医院のホームページ作成サービスです。